もう不妊治療で悩まない為のマニュアル
不妊治療のひとつ、ラパロ(腹腔鏡手術)とはなにか?
不妊治療のひとつに、ラパロ(腹腔鏡手術)というものがあります。ラパロとはどのような治療法なのかわかりやすくご紹介します。
ラパロとは、おなかにカメラを入れて、モニターで細かい部分を映しだしながら行う手術のことです。ラパロに使うカメラは、胃カメラのおなかバージョンと考えてください。
子宮や卵管に癒着(ゆちゃく。卵子や精子の通り道がくっつき、ふさがってしまうこと)が起こると、着床できず、流産が起きやすいので、不妊の原因となります。この癒着をはがして受精卵が通れるようにして不妊を改善するための治療法がラパロなのです。また、胃がんや大腸がんなどの手術でもあります。
さらに、ラパロを行うことで、いままで気づかなかった子宮の病気が見つかったり、検査をすることができます。不妊の原因だったものをきれいに取り去って、妊娠しやすくするという手術なのですね。
不妊治療における、ラパロの良いところはどこでしょうか。
ラパロは身体への負担が少ないことが最大の利点です。手術後の傷が小さくてすむので、痛みも軽く、入院期間も短いということです。早ければ3日程度で退院できるそうです。おなかを開いて手術するわけではないので、より自然に近い状態でおなかの中を保つことができるのです。
また、不妊で悩む方の中では、体外受精や人工授精の選択肢もある中で、なるべく自然に妊娠したいと望む方も多くいます。ラパロを受けた後は自然妊娠する確率が高まります。それもラパロのメリットと言えるでしょう。
さらに、ラパロは保険がきくので体外受精に比べるとお金がかかりません。
一方で、不妊治療でのラパロには注意したいところもあります。
ラパロは技術の必要な手術です。難しい手術なので、医師により差が生まれやすいといわれています。信頼できる医師を探すことから始めるべきです。
また、ラパロでは、おなかの中に空気を入れてふくらませて手術をするので、もし心臓や肺が弱かったり健康状態が思わしくない場合は合併症などのリスクが高まるということです。それにより、30代前半までの年齢の不妊に悩む女性がラパロを受けることが多いようです。
長年不妊治療を受けている人でも、ラパロを医師から勧められて即決断できる人は少ないようです。なにしろ手術ですから。ただ、ラパロを受けた後は、不妊の原因がわかってすっきりした、とか、自然に妊娠ができたと喜ぶ方も多くいます。一方で、ラパロを受けたところで自然妊娠は難しかったという人もいます。不妊にはいろいろな原因があり見極めるのは難しいですが、ラパロではどんな状態であるにしろ今の自分の子宮の状態がはっきりとわかる点が安心できますよね。現状を知ることで、不妊改善の一歩が踏み出せます。
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