もう不妊治療で悩まない為のマニュアル
不妊治療のひとつ、人工授精。その内容と可能性
人工授精は、その名の通り人工的に子宮の中へ精子をおくる方法のことを差し、タイミング法などで妊娠することができなかった方にこの方法が用いられます。人工授精には2つの種類があり、1つはAIH(Artificial Insemination by Husband)、配偶者間人工授精であり、もう1つはAID(Artificial Insemination by Donor)、非配偶者間人工授精です。Husbandは夫、Donorは提供者なのでこの2つの違いがそれぞれの単語から読み取れるでしょう。
配偶者間人工授精(AIH)は不妊治療を受ける夫婦の男性の精巣内から、受精可能な精子を採取しそれを使用して人工授精を行う方法です。この方法は、婚姻上で結婚している夫婦の間で行われる手術になります。
非配偶者間人工授精(AID)は無精子症や、精子死滅症、無精液症、絶対精子減少症などの男性不妊が原因の場合に提供者から精子採取し、人工授精を行う方法です。1948年から慶応大学病院で始まり、これまで1万人以上の子供がこの方法で生まれています。ただし夫婦の間でこの方法を選択しても、厳しい条件をクリアしなければ手術にまでは至れません。
人工授精はタイミング法と同様、排卵日を出来うるだけ正確に予測し、精子を卵巣に送り込まないと効果がありません。精子を送る際にも、運動精子だけを採取し濃縮した後洗浄するバーコール法が用いるなど効率向上と副作用のリスクへの低減を図っています。
人工授精で妊娠できる確率は10%程度だと言われていますが、体への負担が少なく、痛みもほとんどないために繰り返し行えるのがメリットです。そのためある程度の妊娠率を確立することができます。ただし自由治療のために保険が利かず、排卵誘発剤を使用するために多胎やOHSS(卵巣過剰刺激症候群)になりやすいのがデメリットに当たります。場合によっては少量の出血や感染の恐れもあります。
体外受精や体外受精の待ちの機関の間、人工授精を行うケースもあります。人工授精は少しでも妊娠できる確率を増やすために行うものです。そのために5~6回、場合によっては10回以上の治療を行う場合もあります。治療の際には予算面、健康面も含めた計画的な治療プランを推奨します。
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