もう不妊治療で悩まない為のマニュアル
不妊の診断はまず排卵日のチェックから、排卵日に関する基礎知識
不妊治療の最初のステップとして自分の排卵日を調べることが必要です。受精から妊娠へとつながらない原因は、タイミングの問題があるからです。
米国コロンビア州バーレ大学の研究によりますと、排卵日の3日前から1日後に性交して妊娠した女性は流産率が低く、排卵日3日前より早い日や3日後に性交して妊娠した女性は流産率が高いという結果を出しています。この流産率の高さは、精子、あるいは卵子の老化によるものと考えられています。
テレビの自然科学番組ではよく動物の生態が特集されていますが、動物の妊娠率が人間に比べて非常に高いことはこうした番組から知られています。この妊娠率の高さの理由は、ある種の雌の哺乳動物は排卵期に入ると同時に発情期に入り、この時期のみ雄とともに性交します。また、猫や兎などの交尾排卵動物は、交尾する際に排卵するというメカニズムになっているのです。つまり、ヒトを始め生物にとって排卵日を知ることは妊娠するうえでとても大事な事項と言えます。
ではどうしたら、排卵日を知ることが出来るのでしょうか。排卵日を調べるにはまず、基礎体温を測ることから始まります。月経が始まったと同時に体温を測り、1か月の間計測します。
その1か月間の計測結果を折れ線グラフに纏めてみると、おそらく体温が最も低温状態になってから高温期へと変化する時期が見つかると思います。この体温が最も下がった時期とその翌日が排卵の時期であり、排卵の3日前からその1日後が最も妊娠しやすい日に当たります。ただし、基礎体温と排卵の関係には個人差があるため、人によっては高温期に入り始めてからが排卵日になる場合もあります。
基礎体温の他に、排卵日を測る方法として子宮頸管粘液、つまりおりものを調べることがあります。おりものは排卵日が近付くにつれ女性ホルモンが作用し、量が多くなりさらさらとしたものから粘着性のあるものへと変化します。基礎体温を測り排卵日が近付いていると感じたら、清潔に洗った指を子宮の入り目近くまで差し込み、おりものの粘り気を調べてみましょう。
また、排卵日検査薬をなどもドラッグストアを始め店頭で多く市販されています。薬によって機能は違ってきますが、どれも正確に測ることが可能なので、基礎体温検査と同時に使用してみるのもいいでしょう。
こうした検査を利用して、3周期くらい測ってみると自分の体の周期運動が分かってくるはずです。これらを上手く活用して、妊娠率アップに繋げましょう。
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