もう不妊治療で悩まない為のマニュアル
保険のきかない不妊治療に踏み出すべきか迷っている方へ
高額な費用のかかる不妊治療。一回一回の病院に通うお金がそこまで高くなくとも、年間にすると100万円を軽く越えてしまうのが不妊治療の苦しいところですね。それでも、保険がきくからよいものの、保険のきかない不妊治療もあります。保険のきかない高額の治療を受けるがどうか、迷ってしまいますよね。保険のきかない不妊治療をどう考えればよいのでしょうか。
■保険のきかない不妊治療
不妊治療の中で、体外受精や顕微授精、人工授精は基本的に保険がきかないということです。その他、手術のなかにも保険がきかないものも一部あるようです。基本的に、薬やホルモン注射、タイミング療法を一定期間続けても自然妊娠できなかった場合、次のステップとしてこれらの保険のきかない治療をお医者さんからすすめられるでしょう。
■保険のきかない不妊治療に踏み出すきっかけ
誰しもできれば自然妊娠で赤ちゃんを授かりたいものです。しかし、これ以上自然妊娠を待ち続けてもいたずらに時間とお金ばかりかかるだけかもしれない・・・。体外受精で赤ちゃんが授かれれば、もう不妊治療をしなくてすむ。でもなんのきっかけで切り替えればよいの?そう思って悩んでしまいますよね。
・年齢
まず、あなたの年齢を考えてみてください。後何年くらいまでの間に産むのが理想ですか。もし後1年や2年しかないのなら、保険がきかなくても、大事な赤ちゃんのために、次のステップに切り替えたほうがよいでしょう。産む年齢の理想を引き伸ばしたとしても、高齢出産には多くのデメリットがあります。35歳までが理想の出産年齢といわれています。
・お金
保険がきかなくてお金がかかるからといって、保険のきく治療だけをしていても、トータルでは治療費はけして安くないはずです。もうこれ以上費用をかけたくないのなら、思い切って保険外の治療を行ってしまうのもよいかもしれません。それで赤ちゃんが授かる可能性が上がるのなら、そのほうがよいですよね。
・ストレス
ストレスは不妊症の大敵といわれています。健康な身体自体にとっても、ストレスのためすぎはよくありません。不妊治療がストレスになっているのなら、次のステップにうつって安心するべきです。それで赤ちゃんが授かれれば言うことはないし、保険外の不妊治療をやったことでかえって安心するかもしれません。だって、そこまでしてあなたはがんばって不妊治療をしているのですから。
これらをはかりにかけて、あなたの心とまわりの人々と相談して、どうするのが一番よいか、考えてみてください。心の整理をすることで、きっと、みえてくるものがあるはずです。
不妊治療で受けられる医療費控除とは
お金も体力も大変にかかる不妊治療。とくに、かかる費用は計り知れません。体外受精を何回も試してやっと不妊が改善されてお母さんになったけれど、数百万円かかってしまった、なんていう人も。たいせつな赤ちゃんを授かれるためならお金は関係ないけれど、生活のために、一円でも安く不妊治療を行いたいというのが本音です。
そのための医療費控除や保険も複雑でわかりづらく、迷ってしまいますよね。不妊治療では医療費控除を受けられるのでしょうか。わかりやすく説明します。
■原因不明の不妊治療の場合
もし婦人科系の病気にかかっていて、それが不妊の原因となっている場合、医療費控除は受けられます。保険もききます。しかし、身体自体は健康で、夫婦ともふつうに生活がおくれているけれど、不妊が改善せずに病院通いを続けている、という場合、医療費控除が受けられるのか不安ですよね。
妊娠するために不妊治療を受ける必要があるわけですから、医療費控除は受けられるようです。妊娠しなくても構わないと思っている人が不妊治療を受けるわけはありませんから、当然ですよね。
■体外受精や人工授精の医療費控除
体外受精や人工授精は保険の対象にならないのがふつうです。保険がきかなくても医療費控除は受けられるということです。100万くらいかかるところもあり、高額なので、医療費控除が受けられるのは微々たるものでもうれしいですよね。
■通院費の医療費控除
遠方の病院に新幹線などを使って通う場合は、場合によっては医療費控除が受けられるようです。高速料金は高速でなくとも行ける状態(急ぎではない)ならば対象にならないことがあります。タクシー利用でも、不妊治療中の身体にとって致し方ないことであれば医療費控除が認められることがあるそうです。
■鍼灸や漢方などの民間療法
病院ではないので医療費控除が受けられないかな?と思いますが、鍼灸や漢方なども女性疾患のために通ったということになれば医療費控除の対象になります。
不妊治療はナイーブな問題なので、税務署の人に相談しにくいかもしれませんが、個人情報は外にはもれないようになっていますし、思い切って相談するのがよいでしょう。少しでも医療費控除を受けられたほうが、きたるべき出産や子育てのときにも安心ですよね。
自宅療養の一つ、不妊治療のための自己注射の種類とその費用
長い期間と根気を必要とする不妊治療ですと、自宅療養にも気を使う必要が出てきます。漢方やお灸、サプリメントなど、自宅で積極的に様々な治療を試す方も多いようです。自己注射もまた自宅でできる治療法としてとても多く活用されています。最近では通院のための時間と交通費の節約のために自己注射による療法を選ぶ方も多いそうです。
ですが、未体験の方ですと自分で注射をするという行為に多少なりとも躊躇いを感じるそうです。自己注射とはどんなものでどのように使用されるのか、そしてその費用はどのくらいか、お教えします。
在宅自己注射は2008年に保険適用とされて以来、糖尿病治療など様々な症状において使用されています。自己注射とはすでに医療現場において確立されている治療法なのです。
不妊治療においての自己注射でよく使われている種類は、ペン型自己注射器です。ペン型自己注射器は厚生労働省の認可をクリアしているため、誰でも安全に使用できる代物です。使い方は薬剤の入ったカートリッジをカートリッジホルダーにセットして、使用のたびに注射針を交換するだけ。使用する際の注意点としても、薬液をセットする時と針を着脱する時、残液である薬液を保存する時に注意するぐらいで、それほど気を張らなくてもいい注射器です。
自己注射を打つ場所はお腹や太ももで、痛感はそれほど感じません。これは通常の筋肉注射にくらべて針が細く、薬剤も少ないためです。打ち方は病院やクリニックなどで先生がお手本として打ってくれる時もありますし、分かりやすい説明書やDVDなどを渡してくれるときもあります。一番安心できる方法は、看護師さんが見ている時に自分で打ってみて指導をもらうことです。
自己注射の一般的な認識では、体外受精や顕微授精など高度不妊治療に使われると思われがちですが、自然周期の際に投薬して卵胞を育てる排卵誘発治療などの一般不妊に対しても活用できます。これによって通院回数を減らすという患者さん側にメリットが生じるのです。ですが、自己注射は治療内容によって使用できるケースとできないケースがあるので、使用を希望される方は必ずお医者さんに相談するようにしてください。
それでもやはり始めて使用する際は不安が付き纏うもの。その時は迷ったままにせず、病院やクリニックに電話して相談してみたり、慣れるまでは院内で看護師さんの立会いの下で注射してみたりするようにしましょう。
気になる自己注射の費用ですが、卵胞発育のための自己注射の場合、カートリッジが300単位で約17,000円、600単位で約33,000円、自己注射用注射針が1箱3個入りで約50円、ペン型注射器が約3000円、自宅投与用消毒面が70枚入りで約250円ほどになります。
自己注射を使用する前はマイナスイメージを持っていても、使用後には怖い、不安、痛そうという印象は払拭されている方が多いです。また、自宅での自己注射は家族の目前で行われるので、旦那さんや両親が治療に協力的になってくれたというお話もよく聞きます。


