もう不妊治療で悩まない為のマニュアル
精神的ダメージがなんと原因に?不妊とストレスの関係
ストレス障害は現代社会において様々な病を引き起こす原因と見られています。不妊症もその例外に漏れず、精神的影響と密接な関係にあるホルモンバランスの点においてストレスは不妊と深く関わってきます。
ストレスはある一定の期間受け続けると中枢神経に影響を与えます。その影響が体の中のホルモンバランスを崩す原因となるのです。ホルモンバランスの崩れは生殖器官の機能を低下させ、生理不順や不妊の原因に繋がっていきます。
男性不妊もまた、ストレスが原因になっているケースが少なくありません。とりわけ男性は、女性よりもメンタル部分が弱い面があるうえに、男性の生殖器官はストレスに敏感です。心因性のストレスが原因となって、勃起不全(ED)や射精障害に悩む男性患者も多数います。精子数や質、運動率なども精神的健康に大きく影響されます。ストレスは男性女性関わらず、妊娠機能に強く影響を与えるのです。
では具体的にストレスが妊娠機能にどう影響しているのでしょうか。人間はストレスを受け続けると、そのストレスから守るために身体が脳にホルモン分泌を起こして防衛行為に入ります。その際にストレスから体を守るために分泌されたホルモンである副腎脂質ホルモンと、生殖の際に分泌される性腺刺激ホルモンはどちらも同じ器官、視床下部から分泌されるため、ストレスを極度に受けると身体は副腎脂質ホルモンの分泌を優先させてしまい、性腺刺激ホルモンは二の次にまわしてしまうのです。これが原因となって、妊娠機能の低下となってしまうのです。
ではストレス社会と言われる現代において、どうすればストレスから不妊症改善へと導くことができるのでしょうか。最も有効的な解決手段はやはりストレスの原因を解消すること、でしょう。
不妊症で悩んでいる家庭はただでさえストレスを溜めやすい環境にあります。「赤ちゃんはまだ?」という身内の一言が不妊ストレスの原因になることがかなりあります。そうなってしまっては妊娠どころではありません。不妊は男性女性どちらか一方が抱え込んでしまっては解決に至れない症状です。悩みを共有し、共に不妊という現実を受けとめて、思いやりと気遣いを持てるようにしましょう。
もちろん、日頃の生活からストレスを解消する方法は多々あります。まずは適度に運動して汗を流すこと。運動することは体の血流を良くして冷え症を改善する効果もあるため一石二鳥の治療法と言えます。
また、ご自分で身体をリラックス状態に出来る方法を探すことも重要です。アロマテラピーを試したり、不妊診察時間の前にカフェに立ち寄ってお茶を楽しんだり、習い事に通ったり、同じ不妊で悩める人たちとおしゃべりを楽しんだり悩みを共有したり、映画や本を見て感動の涙を沢山流したり、ストレス解消の方法は人の数だけあります。ご自分に最も適したストレス解消法を探し出し、心身ともに健康な状態でいることが妊娠への一番の近道です。
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